Globar® SGおよびSR

Globar® SGおよびSR SiCヒータは、困難な高温用途向けの高性能ソリューションを提供しています。 独自の反応焼結プロセスにより製造されたこれらのエレメント、600℃(1,110°F)から1,600℃(2,910°F)の温度範囲で、優れた耐酸化性、耐久性、安定した加熱性能を発揮します。

Globar® SGエレメント

Globar® SGエレメントには、2つの低抵抗コールドエンドを備えた中央のホット ゾーンが含まれています。 ホットゾーンに螺旋状のカットが施されたこの一体型構造により、中央部分からの効率的な熱放散を実現します。 標準サイズは直径12mm(0.47インチ)から54mm(2.13インチ)まで、特注サイズはご要望に応じて最大75mm(2.95インチ)まで対応可能です。 非発熱部は比較的低温に保たれ、低抵抗接続用にアルミニウムでコーティングされているため、設置が簡単です。

Globar® SRエレメント

Globar® SRエレメントは、二重始点の螺旋切り込みを特徴とし、端子アセンブリが片方の端に位置しています。電流は1つの螺旋を通って流れ、2つ目の螺旋を通って戻るようになっています。 これらのエレメントは、シングルエンド接続を必要とする用途に最適です。標準的な直径は12mmから54mmで、ご要望に応じてより大きなサイズもご用意できます。 Globar® SRエレメントは、短いアルミニウムブレイド(または小型サイズ用のタグ)が装備されており、柔軟性を高めるために、高純度で完全に焼きなましされたカンタルタイプQアルミニウムブレイドを使用して接続することができます。

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インフォメーション

用途

Globar® SGエレメントおよびSRエレメントは、次のようなさまざまな要求の厳しい産業用途に適しています。 

  • ガラス業界: ガラス供給装置および高温炉の信頼性の高い加熱。 
  • セラミック: アルミナセラミックス、焼結、部品製造に効果的です。 
  • エレクトロニクス: 電子部品とフェライト製造における高パフォーマンス 
  • 金属加工: 連続焼鈍・亜鉛メッキラインに適しています。 

製品仕様

特徴

材質と構造: 

Globar® SGエレメントおよびSRエレメントは、独自の反応焼結プロセスを使用して製造され、優れた靭性と耐酸化性を実現するように設計されています。 このプロセスにより、抵抗値が制御され、安定した加熱が可能になるため、従来のエレメントでは機能しなかった機器でもこれらのエレメントを使用できるようになり、寿命が延び、よりコスト効率の高い電源を使用できるようになります。 

柔軟な設置: 

Globar SGエレメントおよびSRエレメントは、多様な設置に対応できるよう設計されており、追加のサポートなしで垂直または水平に設置することが可能です。これは高温でも剛性を維持できるためです。 丸棒と管状の両方の形状で利用でき、さまざまな炉の設計に適応できます。 

強化されたパフォーマンス: 

標準的なGlobar®エレメントよりもはるかに高い電気負荷をサポートするSGおよびSRエレメントは、連続運転および間欠運転の両方において優れた性能を維持します。 たとえば、1,400℃(2,550°F)の清浄な空気中では、これらの元素は1,000時間あたり3%の抵抗増加しか示さず、経年劣化が非常に少ないことを示しています。 

広い温度範囲: 

Globar® SGエレメントおよびSRエレメントは、周囲の雰囲気に応じて性能が最適化され、600℃(1,110°F)から1,600℃(2,910°F)の温度で確実に動作します。 これらのエレメントは、清浄な空気、制御された雰囲気、水素や窒素などのガスなど、さまざまな環境条件においても耐久性を維持します。ただし、ガスの種類によって動作限界は異なります。 

コストとメンテナンスの効率: 

Globar® SGエレメントおよびSRエレメントは設置が容易で安定した運転が可能なため、炉の建設費および維持費を削減します。 堅牢な設計により、高温時でも容易に交換でき、ダウンタイムを大幅に削減できます。 

多岐にわたる用途: 

幅広い工業用炉に最適なGlobar® SGエレメントおよびSRエレメントは、ガラス、セラミック、電子、金属加工産業での用途に最適です。 その耐久性と適応性により、研究環境や大規模な産業用途に最適な選択肢となっています。