カテゴリー: ヒーター材料 , 抵抗材料

最高600°C (1110°F) までのニッケル鉄 (NiFe) 合金: Nifethal® 70およびNifethal® 52合金は、低い固有抵抗と高い抵抗温度係数を持っています。 正の温度係数により、温度が上昇すると発熱体の電力が削減されます。 典型的な用途は、自己調整機能を備えた低温管状発熱体です。

物理特性および機械的特性の分析

Nifethal®70 Nifethal®52
最高連続運転温度 °C 600 600
(空気中の発熱体温度) °F 1110 1110
公称成分 (注を参照)、% Cr
Al
Fe バランス バランス
Ni 72 52
密度 ρ g/cm3 8.45 8.20
Ib/in3 0.305 0.296
20°Cでの抵抗値 Ω mm2/m 0.20 0.376
68°Fで Ω/cmf 120 220
抵抗温度係数、Ct
250°C (480°F) 2.19 1.93
500°C (930°F) 3.66 2.77
800°C (1470°F)
1000°C (1830°F)
1200°C (2190°F)
線熱膨張係数α、× 10-6/K
20~100°C (68~210°F) 10
20~250°C (68~480°F)
20~500°C (68~930°F) 13
20~750°C (68~1380°F)
20~1000°C (68~1840°F) 15
熱伝導率λ (50°C) W/m K 17 17
122°Fで Btu in/ft2 h °F 120 120
比熱容量 (20°C) kJ/kg K 0.52 0.52
68°Fで Btu/lb °F 0.120 0.120
おおよその融点 °C 1430 1435
°F 2610 2620
おおよその機械的特性*
引張強度 N/mm2 640 610
psi 92800 88500
降伏点 N/mm2 340 340
psi 49300 49300
硬度 Hv
破断伸び % 30
引張強度 (900°C) N/mm2
1650°Fで psi
クリープ強度***
800℃で N/mm2
1470°Fで psi
1000℃で N/mm2
1830°Fで psi
1100℃で N/mm2
2010°Fで psi
1200℃で N/mm2
2190°Fで psi
磁気特性 4) 5)
放射率 - 完全に酸化した状態 0.88 0.88

1) 約600 °C (1100°F) まで磁性を持つ材料

2) 非磁性

3) わずかに磁性をもつ

4) 610°C (1130°F) (キュリー点)まで磁性を持つ材料

5) 530°C (990°F) (キュリー点)まで磁性を持つ材料

6) ± 10%